まんこの臭いとトリコモナスの関係とは

デリケートゾーンの臭いには色々な原因がある!

まんこの臭いには、様々な原因があります。

それは衛生状態の悪さや、元々その人が持っている体臭も関係していることでしょう。

けれども、最も一般的な原因としては、細菌への感染が考えられます。

というのも、私たちの体の臭いというのは、体臭も含めて、細菌が関与していることが非常に多いからです。

ですから突然、まんこの臭いが気になりだしたら、まず何らかの細菌に感染していないかを調べてみましょう。

感染源によって症状が異なる

まず第一に知っておかなければならないのは、女性の膣内に存在している細菌です。

先ほど、細菌感染がまんこの臭いの元になる、と述べましたが、実は元々、女性の膣内には無数の細菌が生息しているのです。

これらがあるきっかけで活発になることで、まんこから臭いを発するようになります。

また、臭いの元となるのは、細菌だけに限りません。

その他、膣内の病気を引き起こすような生物であれば、結果的にまんこの臭いを生じさせる原因となると言えるのです。

こんな症状が出たらトリコモナスを疑おう!

臭いの元を特定するには、おりものの性状を調べるのが一番です。

例えば、おりものの量が増えて、その色も濃い黄色や緑黄色になっていたとします。

おりものは、泡沫状という特徴的な性状を帯びるようになります。

また、まんこに粘りつき、悪臭を放っていたとしたら、細菌なり病原性微生物が原因である可能性が高いです。

症状に関しては、痛みもかゆみもないのであれば、まずトリコモナスを疑ってみましょう。

トリコモナスというのは、細菌ではなく原虫と呼ばれているものです。

原虫とは、わかりやすく言えばミジンコのような生物ですね。

このトリコモナスが膣内に侵入することで、トリコモナス膣炎という病気を引き起こすことがあります。

炎症が強まっていくと、膣内がイチゴ状に肥厚していきます。

それに加えて、点状出血が見られるようになります。

すると、先ほど挙げたような症状だけではなく、痛みなども伴うようになるため、注意する必要があります。

トリコモナスの感染経路

トリコモナスは、主に性行為によって感染します。

これはいわゆるピンポン感染と呼ばれるもので、男性と女性、どちらが先ということはありません。

あるパートナーから次のパートナーへと、感染が広がっていくものと考えてください。

あるいは、タオルなどを共用することで、感染者から感染が広がることもあります。

ともあれ、感染経路が特定されている場合は、パートナーや家族なども同時に治療を受けていく必要があります。

これはトリコモナスの感染を広げないために重要なことです。

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