まんこの中は酸性を維持すべし、その理由とは
臭いを指摘された場合にとる行動について
一度でも、まんこの臭いに悩まされてしまうと、その後、過剰なほどに膣内の衛生面に気を遣ってしまう人がいます。
それは、人の心理としては当然のことですよね。
例えば、口臭を指摘された人は、また嫌な思いをしたくないので、ブラッシングなどのオーラルケアを丹念に行うようになるものです。
また、ワキガなどの体臭を指摘された場合でも、同じように衛生面に気を付けるようになる人がほとんどなのではないでしょうか。
これはこれで、正しい行動であると言えます。
けれども、まんこに関しては、単純にそうとも言い切れないのです。
まんこを過剰に洗ってはだめ!?
まんこの臭いというのは、自分自身では気付きにくいものです。
ですから、気付くとしたら、パートナーの指摘から始まるのではないでしょうか。
そういったシチュエーションで、自分自身のデリケートゾーンの臭いを自覚すると、どうにかしてそれを改善したいと考えることでしょう。
そこでやりがちな行動としては、入浴の際に、まんこを丹念に洗うというものです。
まんこが臭うということは、そこに臭いを発する物質があることを意味していますから、ボディソープなどで一生懸命ゴシゴシと洗います。
これは、短期的には効果的な方法と言えなくもありません。
実際、まんこには、臭いを発する物質が付着していることでしょうし、一時的には臭いが消失します。
あるいは、ボディソープの臭いでごまかされてしまうかもしれません。
では、長期的に考えた場合はどうなるのでしょう。
まんこは酸性に保たなければならない!
実は、まんこの臭いというのは、膣内に存在している悪玉菌が生み出していることがほとんどです。
ですから、膣内を悪玉菌が増殖しないような環境にしておく必要があります。
そこで、さきほど述べたような方法で、まんこを洗浄してしまうと、膣内の汚れだけではなく、善玉菌まで洗い流してしまうのです。
この善玉菌というのは、膣内を弱酸性に保つように働いています。
そして、臭いを発生させる悪玉菌というのは、この弱酸性の環境に非常に弱いと言えるのです。
つまり、まんこを酸性に保つことが、その臭いの発生を抑える最良の方法であると言えます。
ちなみに、まんこをゴシゴシと洗浄してしまう弊害としては、その他に膣内の組織を傷つけてしまうというものがあります。
まんこ周辺は、非常に薄い粘膜で構成されているため、ゴシゴシと強く磨くと、その表面に傷がつき、様々な病気を引き起こす可能性があるため注意しましょう。