まんこの臭い、PH値とは

ph値について

まんこの臭いが気になる方は、膣内のph値というものに注目してみましょう。

ph値というのは、おそらく化学の時間などで学習したかと思います。

この値は、0から14まであって、値が低ければ低いほど、酸性であることを意味します。

一方、ph値が高ければ高いほど、その環境はアルカリ性であることを意味しています。

そして、ちょうど中間に位置しているph値7は、中性であることを表しています。

では、こうしたph値がまんことどのように関係しているのでしょうか。

まんこのph値とは

まず、まんこのph値というのは、どのくらいの値を示していると思いますか?

そもそも、酸性とアルカリ性では、どちらが健康に良いのかという疑問がありますよね。

また、何となく人体にとっては、中性が良いようなイメージもあるかと思います。

なぜなら、酸性というと、塩酸や硫酸など、人体に悪影響を及ぼすような物質が有名であるからです。

でも実際は、まんこにとって有益であるのは、酸性なのです。

さらに厳密に言うと、まんこが弱酸性であると、膣内の健康を維持しやすいと言えます。

弱酸性というのは、石鹸やボディソープなどでも聞いたことのある言葉かと思います。

まんこが弱酸性であることの利点とは

では、まんこが弱酸性であると、どういったメリットがあるのでしょうか。

これは、酸性ではなく、弱酸性であるということがポイントです。

というのも、ph値の低い酸性であると、膣内の粘膜などがダメージを受けて、色々な病気を引き起こしてしまうのです。

それが弱酸性であると、膣内の健康に有利に働くこととなります。

具体的には、まんこのpH値は、4.5~5あたりがベストであると言えます。

このくらいの酸性度であれば、膣内の悪玉菌の増殖を抑える働きを示してくれます。

また、雑菌が増えないということは、まんこの臭いも抑えることにもなります。

ですから、pH値というのは、まんこの臭いと密接な関わりがあると言えるのです。

ちなみに、この弱酸性という微妙な環境は、膣内に存在する善玉菌が作り出してくれています。

善玉菌である乳酸菌は、その生命活動を行う上で、乳酸を産生しており、膣内のpH値を弱酸性付近に安定させてくれるのです。

ですので、言い方を変えれば、乳酸菌が減少することで、まんこの臭いが発生しやすくなるとも言えます。

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